FLAPサイクルとは？
本記事では、アスリートとして培った力を新たなキャリアで最大限に発揮するためのヒントとして「FLAPサイクル」という考え方を紹介します。スポーツの世界で繰り返される「目標の設定→学習→実践→検証」という流れは、まさにビジネスや組織で成果を生み出すためにも必要なプロセスです。アスリートならではの強みが、FLAPサイクルを効果的に機能させ、さらなる活躍につながります。
ここで紹介するFLAPサイクルを理解し、新しいキャリアに活かすことで、あなたがこれまで培ってきた能力やモチベーションをより確かな成功へと結びつけていきましょう。
FLAPサイクルとは？
「FLAPサイクル」は、自分の強みや学びたいことを発見し（Find）、それを深めて身につけ（Learn）、実際に行動へ移し（Act）、最終的に結果を出して成果を上げる（Perform）という4ステップで構成されたサイクルです。一度だけで終わるのではなく、何度でも繰り返し実践することで、着実に成長と成果を積み重ねていくことができます。
Find（知る）
まずは自分自身や目指すゴールを「知る」段階です。ここでは、自分の得意分野・興味のある領域を洗い出したり、将来のキャリアビジョンを明確にするために情報を収集します。アスリートとしての実績はもちろん、これまでに身につけたスキルや強みを再確認することも重要です。現状を正しく把握し、ゴールへの道筋を描くことが、次のステップへスムーズに進むための基盤になります。
Learn（学ぶ）
Findによって得た情報をもとに、必要な知識やスキルを「学ぶ」フェーズです。たとえば、新しい業界や職種について学ぶためにセミナーやオンライン講座を受講する、メンターからアドバイスをもらうなどの手段があります。アスリート時代に培った学習への集中力やトレーニングを続ける忍耐力は、この段階でも大いに活きてきます。
Act（行動する）
Learnで学んだことを踏まえ、実際に「行動する」のがこのステップです。就職活動を始めてみる、興味のある企業のインターンシップに参加してみる、先輩社員に職場のリアルを聞いてみるなど、小さな行動を積み重ねるうちに次第に目標は具体化していきます。競技の練習で得た実行力やチャレンジ精神は、ここで最大限に発揮されるでしょう。
Perform（活躍する）
最後は、「Learn」「Act」の成果を仕事や現場で形にしていく段階です。新たな環境で結果を出し、組織やチームの目標達成に貢献する。それが個人のやりがいやキャリアアップにもつながります。ここでもアスリートとしての負けん気や集中力が大きな強みとなります。
なぜアスリートこそFLAPサイクルを活用すべきなのか
FLAPサイクルの「Find（知る）」「Learn（学ぶ）」「Act（行動する）」「Perform（活躍する）」という流れは、競技を通じて目標を設定し、練習と検証を繰り返しながら記録や成果を伸ばしていくアスリートのプロセスに非常に近いものがあります。アスリートとしての経験を振り返ると、競技を始める前に自分の得意・不得意を見極める（Find）ことから、試合に向けて必要なトレーニング内容を学ぶ（Learn）、そして実際に練習や試合という形で行動（Act）し、本番で最高のパフォーマンスを発揮する（Perform）——この一連の流れを自然と繰り返してきたはずです。
計画の遂行能力と忍耐力
スポーツでの練習計画を遂行する際に培った忍耐力や継続力が、LearnやActのフェーズで力を発揮します。学ぶべきことをしっかり吸収し、確実に行動に移す習慣は、アスリートならではの強みです。
改善意識とメンタルタフネス
試合やトレーニングの結果を客観的に分析し、次につなげる姿勢は、Performの段階でさらに磨かれます。結果に対するフィードバックを得て再びFind→Learn→Actへと活かす、いわゆる“PDCA”を回す力も高いため、失敗や壁にぶつかったときのメンタル回復力も高い傾向にあります。
競技を続ける過程で自然と身につけてきたこれらの能力は、FLAPサイクルをスムーズに実践していくための強力な原動力となります。「自分のアスリート経験は、ビジネスの世界では役立たないかも」という不安を感じている方もいるかもしれませんが、実はアスリートだからこそ強みを活かしやすいフレームワークがFLAPサイクルなのです。
「タミヤホーム」の実例：アスリートが解体工事の営業で活かすFLAPサイクル
アスリートや元アスリートが多数活躍する解体工事会社「タミヤホーム」は、営業職の採用にも積極的です。「解体工事×アスリート」という一見意外な組み合わせですが、そこにはアスリートならではの行動力やチームワーク、そしてFLAPサイクルとの高い親和性が生きています。
Find（知る）～自分と業界を知る～
営業職で入社した元アスリートは、まず自分の強みを再確認しながら、解体工事や不動産業界の流れを学ぶところからスタートします。競技経験で培った負けず嫌いな性格やチャレンジ精神を営業活動に活かせると考え、「自分にしかできないアプローチは何か？」を常に探るのです。
また、解体工事業は建設業界の入り口でもあるため、依頼主の事情や工事に伴う法的なルールなど、幅広い知識が必要です。その情報を集めて「どのように活躍できるか」を考える過程は、まさにFindのステップと言えます。
Learn（学ぶ）～現場や先輩からの知識を習得～
次に求められるのは、実際の現場知識や営業ノウハウを「学ぶ」こと。タミヤホームでは先輩社員が工事現場へ同行し、工程や安全管理のポイントを直接レクチャーしてくれる機会があります。現場を知ることで、お客様に対しても正確な説明や提案ができるようになり、信頼を得ることにつながります。アスリート時代にチームメイトやコーチから学んだように、先輩や専門家から学びながら吸収を重ねる姿勢こそが、このLearnフェーズでの成功のカギです。
Act（行動する）～実際の提案・顧客対応へ挑戦～
一定の知識を身につけたら、実際にお客様へ提案を行い、解体工事の段取りやコストなどの説明を行う「行動」の段階です。営業先開拓やお客様とのコミュニケーションは、競技での試合本番に近い緊張感を伴う場面でもあります。ここでアスリートの集中力や粘り強さが役立ちます。初めての挑戦に戸惑うことがあっても、地道な練習を積み重ねて技術を高めてきた経験が「踏ん張りどころ」を支え、課題があればすぐに対策を講じて次のアクションへ移せます。
Perform（活躍する）～成果を上げ、次の目標へ進む～
お客様からの信頼を得て契約につながり、無事に工事完了までをサポートできた時は、まさに「活躍」の証。案件を成約した後も、工事期間中のフォローやアフターケアを行い、お客様と良好な関係を築くことが重要です。さらに、Performで得た結果や反省点を再びFindへと活かすことで、より大きな仕事や難易度の高い案件にも挑戦できるようになります。この循環こそが、タミヤホームでアスリートたちがキャリアを伸ばし続けている理由と言えるでしょう。
監修アスリートが活躍できる企業「タミヤホーム」
「アスリートとしての経験は、必ず武器になる」そう思っています。アスリートである彼らの真摯な姿勢、ポジティブな思考、そして目標に向かって邁進する力は、ビジネスの世界でも大きな武器になると確信しています。
営業職が元アスリートである当社だからこそ、営業のサポート職にアスリートを採用したことで相乗効果がでています。前線で戦う営業職を勝たせる＝商談を成立させることへの意識が高く、献身的にサポートするので、会社全体のチームワークが抜群です。(※2024年10月調査時点)
代表取締役 田宮明彦氏
FLAPサイクルを武器に新たなキャリアにチャレンジしよう
FLAPサイクルの「Find（知る）」「Learn（学ぶ）」「Act（行動する）」「Perform（活躍する）」の流れは、そのまま競技生活で培ったメンタリティや行動力をビジネスの世界で活かすためのフレームワークです。解体工事の営業職で活躍するタミヤホームの事例を見てもわかるように、アスリートが持つ粘り強さやチャレンジ精神は、どんな業界でも大きなアドバンテージとなりえます。
社会人として新たなキャリアに踏み出すとき、競技生活での自己管理能力やチームワーク能力は、周囲から高い評価を受けるでしょう。大切なのは、これまでの競技経験を「自分らしい武器」として活かし続けること。そして、環境が変わっても常にFindからPerformまでのサイクルを回し、成功と成長を積み重ねていくことです。スポーツの世界で培った力を信じ、FLAPサイクルを味方に付けて、あなたも新たなキャリアへと大きな一歩を踏み出してみましょう。
当メディア「アスリートウェイ」の監修者であるタミヤホームでは、アスリート、元アスリートを積極採用し、未経験からでも解体業の法人営業として活躍するための研修制度を整えています。タミヤホームで活躍している営業職の9割が元アスリート。セカンドキャリアとして多くのアスリート選手に選ばれているタミヤホームについて詳しく知りたい方は、ぜひこちらもご覧ください。