アスリート・元アスリートのためのお役立ち就職・転職コラム
アスリートとして活躍する傍らで、いつまで現役でいられるのか不安に思うことはありませんか。アスリート・元アスリートが転職活動をするために、知っておくべきこと、役に立つ就職・転職の情報をまとめました。いつかくるその時のために、知識を持ち、準備をしておきましょう。
転職活動は何から始めたらいい?
競技中心の生活を送ってきたアスリートにとって、転職活動は未知の領域かもしれません。どこから手をつけるべきかわからず、不安を感じることもあるでしょう。しかし、基本的な転職活動の流れを知ることで、スムーズに始めることができます。
就職・転職活動の流れ
転職活動の最終目標は、自分に合った企業や仕事に採用され、無事に入社し、活躍することです。以下に、一般的な転職活動のステップを紹介します。新卒採用と同じ流れですが、アピールポイントや企業に期待される点が異なります。
1.企業分析
自分がどの業界・業種・職種に興味があるかを調べ、どのような企業があるのか、どのような仕事があるのかを把握する。
2.自己分析
自分の経歴、得意なこと、好きなこと、やりたいこと、長所・短所、向き・不向きを分析してアピールポイントを探る。自己分析を通じて、どんな仕事に向いているかが見えてくるでしょう。
3.応募〜書類選考
応募する企業に対して、履歴書や職務経歴書を提出。企業はこれらの書類を基に書類選考。書類選考通過者は筆記試験や面接に進む。
4.選考試験
筆記試験がある場合、面接のみの場合など、企業によって選考方法は異なる。筆記試験がある企業には、一般常識や適性検査の対策が必要。面接では、自分の経験や強みをしっかりとアピールできるように準備しましょう。
5.内定
最終選考に合格すれば採用となり、内定が出る。内定後は、給与や待遇などの条件を確認し、入社に向けた準備を進める。
内定までは複数の企業に対し1〜5を繰り返すことになります。競技生活で培った経験やスキルをどう活かせるのか、仕事や企業とのマッチングも重要です。競技同様、トライ・アンド・エラーで粘り強く取り組んでいきましょう。
転職活動のポイント
アスリートが初めて一般企業で就職を目指す場合、社会人経験が少ない、もしくはない状態からスタートすることが多いでしょう。このような場合、「未経験」から挑戦する転職活動になります。 アスリートとして培ったスキルをどのように活かせるかをしっかり考え、「仕事内容」と「やりがい」を意識して転職活動を進めることが重要です。
アスリートが持つ強みを活かす、アピールする
- 目標達成力…競技で目標を設定し、それを達成するために努力を続けてきた経験
- チームワーク…チームスポーツで培った協調性やコミュニケーション能力
- 自己管理能力…コンディションを管理し、パフォーマンスを最大化するためのスキル
転職活動の注意点
アスリートは競技生活の中で、多くのサポートを受けることができましたが、一般企業では自己責任で仕事を進めていくことが求められます。
ビジネスマナーやPCスキルなど、一般的な社会人スキルは、引退前から一般企業への就職を視野に入れ、準備を進めることが非常に重要です。
またアスリートとして企業に所属していた場合でも、所属企業に引退後も勤務するのは難しい場合があります。同年代の一般社員よりキャリアやビジネススキルに差があるため、アスリートの肩書きがなくなってから与えられたポジションにマッチしないこともあるからです。
早い段階からの準備が成功のカギ!競技で培った強みをどのようにビジネスの世界で活かすのか、全体像をしっかりと把握し、転職活動に臨みましょう
アスリートは、競技で人々が想像できないような努力を積み重ねてきた人々です。しかし、転職市場では、社会人経験やビジネススキルが不足していることが不利に働くこともあります。そのため、早い段階からの準備が成功のカギとなります。競技で培った強みをどのようにビジネスの世界で活かすのか、全体像をしっかりと把握し、転職活動に臨みましょう。
当メディア「アスリートウェイ」の監修者であるタミヤホームでは、アスリート、元アスリートを積極採用し、未経験からでも解体業の法人営業として活躍するための研修制度を整えています。タミヤホームで活躍している営業職の多くが元アスリート。セカンドキャリアとして多くのアスリート選手に選ばれているタミヤホームについて詳しく知りたい方は、ぜひこちらもご覧ください。
引退後のキャリア転換!アスリート・スポーツ選手が知っておくべき転職の方法
アスリートとして活躍する日々も、いつかは引退の時がやってきます。その後のキャリアをどう築くかは、事前に考えておくことが大切です。現役中に転職の方法を知って準備しておくことで、引退後の生活や将来の目標に対しても安心感を持つことができます。
転職活動の手段
転職活動の具体的な方法は、転職サイトや転職エージェントを活用することです。それぞれの活用方法を紹介します。
ハローワーク
厚生労働省が運営している公共職業安定所のことです。全国に500ヶ所以上(※)あり、管轄する地域の求人が豊富なのが特徴。地場で就職を考えているならおすすめできます。
誰でも無料で利用でき、新卒から転職まで、年齢を問わず幅広い求人情報が手に入ります。
転職サイト
転職サイトは、多種多様な業界の仕事が多数掲載されているWEBサービスのことで、検索条件などから自分にマッチする仕事を探します。
そのまま応募でき便利ですが、すべてを自分で行う必要がありノウハウが全くない場合には失敗も多くなりがちです。
転職エージェント
転職エージェントは、登録するとキャリアアドバイザーが企業との間に入り、求人紹介や応募書類作成や面接のアドバイス、企業とのスケジュールや条件の調整などのサポートを行ってくれます。
全く就職活動をしたことがない場合には、転職エージェントを活用することをおすすめします。
アスリートに特化した就職支援
アスリートを専門にした就職支援サービスもあります。ただし最近登場したサービスなので、業界や職種などが一般的な転職サイトやエージェントより少ない可能性も。
しかし就職活動がほぼ初めてな場合や、ハローワークや転職サイトでうまく行かなかった場合には活用してみると道が拓けるかもしれません。自分では気づけなかったことや、自分の魅力、武器を見出すきっかけにもなることでしょう。
スポーツしかしてこなかったあなたの強みは、ビジネスの世界でも充分に通じる理由
幼少期からスポーツの才能を見出し、競技に打ち込んできたアスリート。いつかは選手としてのフェーズが終わり、引退する日がやって来ます。その後の就職や転職について、スポーツしかしてこなかったからと不安に感じるアスリートも多いですが、そんなアスリートだからこそビジネスでも充分に通用します。なぜビジネスでもやっていけるのか、その理由を解説します。